プレスリリース:「あつた nagAya」が 2025 年度グッドデザイン賞を受賞

2025.10.30 エイトデザイン

 

エイトデザイン株式会社が手がけた、商業施設「あつた nagAya」が2025 年度グッドデザイン賞(GOOD DESIGNAWARD 2025)を受賞。

 

この度、株式会社ナノメートルアーキテクチャー一級建築士事務所と協働で設計・デザインを担当した商業施設「あつた nagAya」(事業主体:名古屋鉄道株式会社)が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の 2025 年度グッドデザイン賞(GOOD DESIGNAWARD 2025)を受賞したことをお知らせいたします。    
 

受賞概要

〈本施設は、名古屋鉄道神宮前駅西側街区の再開発プロジェクトとして誕生しました。 「割り算を意識したデザイン」という考え方のもと、単に規模を縮小するのではなく、機能をエリアごとに分け、まち全体に緩やかに分散させることで多面的なつながりを創出。これにより、地域の回遊性と日常的な利用価値を兼ね備えた新しいタイプの商業施設として高く評価されました。

 

施設概要

施設名 :あつた nagAya

所在地 :愛知県名古屋市熱田区神宮 3-6-53(A 棟),51(B 棟),42(C 棟)

敷地面積:A 棟 942.28 ㎡/B 棟 1496.03 ㎡/C 棟 914.50 ㎡

延床面積:A 棟 449.02 ㎡/B 棟 347.51 ㎡/C 棟 457.22 ㎡

利用開始:2024 年 9 月

事業主体:名古屋鉄道株式会社

設計・デザイン :エイトデザイン株式会社/株式会社ナノメートルアーキテクチャー一級建築士事務所/株式会社Tailors

施工 :エイトデザイン株式会社
→施工事例ページはこちら
   

コンセプト:「地域で継がれる魅力を嗜み、再発見できる場所」

「あつた nagAya」は、東海道の宿場町として人々が行き交い、歴史と文化を紡いできた熱田のまちのもてなしの心を現代に継承する商業施設です。

街道沿いの長屋をモチーフとした木造建築には、地元で長く愛されてきた老舗や、東海エリアの新たな特産品を扱う店舗など、約 15 の店舗が軒を連ねます。 A 棟は既存大型商業施設の名残を残した骨太な木造建築、B・C 棟は 120m にわたる波屋根を特徴とし、商店街や駅との連続性を持たせた開放的な構成。 観光と日常、過去と現在が交わる「おとなの行きたいまち」として、地域の魅力を再発見できる場所を目指しています。
 

審査員の評価

「熱田神宮に近い神宮前駅のビルを減築しつつ、新規の商業施設を建てる再開発プロジェクトである。現在、ここは大賑わいであり、駅前に再び集客する試みは成功した。特筆すべきは、B 棟と C 棟にかかる長さ 120m の屋根が、日本の古社寺を連想させる波形を反復することで、強い正面性とインパクトを もたらし、新しい駅の顔になると同時に、車道側のアイキャッチとして機能している。一方で、駅に面するファサードも、店名を入れた幕や通り抜けの動線などによって、裏側にならないように、デザインが施された。」  

受賞関連リンク

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